茂山千作先生へ
京都、いや、関西中の胡蝶蘭と百合がここに集まっているのではないかと思うほどの沢山のお花の中で、茂山千作先生とお別れをしてきました。
舞台に出てらした瞬間にみんなが笑顔になる、そんな存在自体が”福の神”のような方でした。
その裏にはどれだけの鍛錬や辛いこともおありになったことでしょう。
私が考え及ぶこともできないほどのものだと思います。
でも私が先生を思うと、あの笑顔しか浮かびません。
いま、何が辛いのかって、あの芸が、あの笑顔がもう観られないことです。
それは私の悲しみ。
でも千作先生は今ごろ向こうで千之丞師匠と大好きな狂言やってらっしゃいますよね。
笑顔がお茶目な方でした、笑顔が大好きな方でした。
なので、笑ってお見送りしたいと思います。
笑いながら、でも、どうしても涙がとまりません。
お二人に比べようもないほど、まだまだまだまだまだまだまだまだ未熟な私ですけれど、あの笑顔に少しでも近づける役者になります!
お二人にお会いできて、お二人の舞台を拝見できて、こんな幸せなことはありません。
私がそちらに行ったら、また狂言教えてください!
心から、ありがとうございました。
狂言の「笑い止め」にのっとって…
しばしの間、さらば、さらば。
笑ってひらこう、
はーーーー、はっはっはっはっはっはっはーーーー…
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